Shujiworksリペア工房の修理に関わるあれやこれ
モノづくりをしている自分がする修理の意味。
モノを直して使い続けること と
モノを直して生きること。
永い目を持ち、小さくて大したことを知るそんな修理が
したいのです。

2016.08.22 Monday

お財布の修理のお話。その2

JUGEMテーマ:修理

 

前回、黒いお財布の修理のお話をしました。

 

別の方からご依頼をいただきましたが、今回も黒いお財布のお話です。

 

修理する箇所も同じですが、せっかくなので載せます。

 

<Before>

 

鞄に入れたり、使用していく内に擦れたり、欠けてしまったお財布の折れ山。

 

 

 

下から別の革を当て、手縫いで一針ずつ縫っていきます。

 

 

 

 

 

<After>

 

 

違和感のないようコバ仕上げ(革の断面の仕上げ)完成です。

 

 

 

 

こちらが全体の画像です。

 

 

他に壊れている箇所はないので、まだまだ現役でお使いいただけますね。

 

 

 

 

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2016.08.22 Monday

お財布の修理のお話。

JUGEMテーマ:修理

 

今回はお財布の修理のお話です。

 

お財布の折れ山の位置は、角張っています。

 

なので、使用しているとどうしてもダメージを受けやすいんです。

 

革が削れてしまい、縫ってある糸まで切れてしまう…

 

 

 

 

<Before>

 

欠けてしまった革を完全に再生することはできませんが、下から別の革を足します。

 

 

<After>

 

黒い革でも、まったく同じ革を見つけることはできませんが、

 

お財布全体の雰囲気と馴染むよう違和感のないものを選び手縫いしました。

 

 

 

革が欠けてしまったし、新しいお財布に変え時かな?と思うか、修理すればまだまだ現役!と思うか…

 

せっかくなので修理しましょう!

 

長年の使用による愛着、使い勝手。みなさんそれぞれにきっとあると思います。

 

好きなものを長く使うためにできる限り目をかけてあげるときっとモノも応えてくれるはずです。

 

 

 

 

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2016.08.16 Tuesday

タバコケースのお話。

JUGEMテーマ:修理

 

今回は腰ベルトから下げるタイプのタバコケースのお話です。

 

黒いタンニン革で作られたタバコケースをお持ち頂きました。

 

<Before>

 

このままでも十分カッコいいですが、今回は糸を赤色を変えて、

 

ご自分だけのオリジナルのタバコケースにしたいとのご要望です。

 

 

<After>

 

もともとの黒糸をはずし、赤い糸で一針ずつ手縫いで縫い直しました。

 

 

開くとこんな感じです。

 

少し太めの糸の方がバランスがいいので、糸2本を撚って縫っていきました。

麻糸を使用していたのですが、耐摩耗性のことを考え化学繊維に変更しました。

しかし同じ太さはないため縒って糸から作ります。

 

 

こちらは後ろ側です。

御依頼者さまのご要望で、赤い糸にあわせて、赤い革の持ち手をつけました。

 

糸の色を変えるだけで、印象がだいぶ変わります。

 

自分好みにカスタマイズして使うのも、モノをより大事に使っていくためのコツですね。

 

好きなものを持つことって気持ちを豊かにさせてくれるものです。

 

 

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2016.08.16 Tuesday

カービングトートバッグの修理のお話。

JUGEMテーマ:修理

 

今回はカービングトートバッグの修理です。

 

おばあさまの手作りのカービングバッグとのことです。

お孫さんから持ちいただきました。

存在感のある大きいのトートバッグです。

 

全体を写したの画像ではわかりづらいですが、

拡大して見ると革の破れ、色落ちなどが身請けられます。

 

<Before>

 

 

 

こちらは鞄の口の部分です。

使用する際、力がかかりやすい所なので、革ひもが切れてステッチがほつれてしまっています。

<Before>

 

 

<After>

 

革ひもが弱くなってしまっている所まで解き、ダブルステッチでかがり直していきました。

継ぎ目が見えないよう、強度も考慮しつつ、がかります。

 

 

 

 

お次は・・・

 

鞄の底の角の付近です。

角はどうしても使用中にダメージを受けやすい部分です。

革ひもだけでなく、本体の革も擦れてしまっています。

<Before>

 

 

 

<After>

 

こちらも革ひもをかがり直し、本体の革の擦れた毛羽立ちを抑え込みました。

染料を薄くいれて、違和感の無いよう仕上げました。

 

 

 

最後に・・・

 

持ち手の部分です。

 

使用する際の荷物の重みが一気に掛かってしまうパーツです。

もう少しで千切れてしまいそうです・・・

 

<Before>

 

 

 

<After>

 

今回は、思い切った提案をさせていただきました。

千切れてしまいそうな革の部分だけ切って、新しい革を巻いて、カシメで留めました。

長さを変えず、おばあさまの製作したものをできる限りそのままにする提案で、一緒に相談しながらこのような修理に至りました。

 

革色はご依頼者さまのご希望で、キャメル色です。

いいアクセントになりました!

 

 

 

 

最後に全体の画像です。

 

染料も全体に、違和感のないよう入れ、色止めもしました。

これで新しく生まれ変わりました!

 

 

革が擦れてしまったり、色落ちしていたりなど、

 

一番最初に作った時と同じに、元通りというのは難しいですが、

 

少しだけ手を加えてワンポイント足して、新しい気持ちでまた使えるのは嬉しいですよね。

 

大切なもの、思い入れのあるものをずっと使い続けられたら素敵です。

 

 

 

 

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